95

文字数 471文字

 母は毎日、死にたい、消えたい、と言うようになった。

 食事もろくに取らず、げっそり痩せた母は、一日中寝て過ごした。

 そのため、歩くのも不自由になり、トイレに行くのですらやっとの状態だった。

 何度か自殺未遂をおこした。

 誰もいない時に、手首を切ったり、睡眠薬を大量に飲んだりした。

 その度に救急車で運ばれた。

 私と父は家を空けることが出来なくなり、事務所にも二人で座ることはなく、どちらかが家で母を監視しなければならなかった。

 母が幻聴や幻覚に悩まされるようになり、もう在宅での治療が困難になったことで、精神病院に入院することになった。


「アベ・マリア」という母をモデルにした児童文学作品(最初はそのつもりでした)を書こうと思い、とりあえず長いあらすじのようなものを何となくずるずるとここまで書いてきましたが、いったんこの辺で休止したいと思います。
 マリアが元気になって私もその気になれば、何時かちゃんとした物語に書き直せたらいいなと思いますし、マリアが地獄の苦しみの中でみた幻想世界をマリアの視点で書きたいとも思いますが、どうなることやら……。




ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み