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文字数 437文字

 マリアを市長に推す声が大きなうねりになり、マリアも当初は固辞していたが、到頭市長選に出馬する決意を固めたのである。

 同志である議員の山本からも、

「議員の立場では、市を変えることには限界がある。
 オレもあんたが市長になってくれたら、改革に力を貸すけん」

 とエールを送られた。

 山本自身も、市長選に立候補する意欲を持っていたが、自分が出てマリアと票を割れば、現職に勝てないと判断し、自らの出馬を断念したのである。

 山本も、自分がトップとしてやるより、マリアの方が人気もあるし、カリスマ性もあり、実行力や突破力もある。何よりマリアはまだ若い。マリアになら、市政を託せると思った。

 どうでもいいけどさぁ、あなたちょっと飽きてませんか?
 えっ! あんた誰よ?
 そんなことでうでもいいじゃない。
 しかし、わかるかね?
 そんなもの読んでたらわかるわよ。あなた書きたいものとずいぶん違う方向に行っちゃてるんじゃない?
 実はそうなんだよ……。どうしたらいいと思う?
 そんなこと知らないわよ。




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