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文字数 336文字

 おばあちゃんの影響で、一郎は本好きになった。

 一郎は、学校の図書室にある児童文学書の大半を読み終え、次に市立図書館の児童文学書を片っ端から読んでいた。

 アンデルセン・グリム・ペロー等の童話や小川未明・新実南吉・坪田譲治・富安陽子・斉藤洋・ミヒャエルエンデ・ウルフスタルク・エルケハイデンライヒ等の児童文学書を読み漁っていた。

「ふしぎの国のアリス」が大好きな一郎が、おばあちゃんちに泊まりに行っている時、寝る前におばあちゃんと次郎の3人で、リレー形式で即興のお話を作ろうと言い出した。

 一郎は寝る前に、いつも頭の中に浮かぶ物語をノートに書くのが好きだった。
 
 おばあちゃんも次郎も面白がって賛成した。

 タイトルは「ふしぎの国のマリア」にしようと一郎が言い、それに決まり。
 



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