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文字数 260文字

 母は市長としての実績を確実に積んでいた頃、交通事故に遭った。

 相手のダンプが信号無視をして、母が乗る公用車の側面に突っ込んできた。母は首を強く打撲した。

 頸椎を酷く痛めた母は、治療を続けるも、少しも良くならず、その間、休職を余儀なくされた。

 多くの病院にかかり治療するも改善しないため、焦った母は支持者の反対の声に耳を傾けず手術に踏み切った。

 その結果、重い後遺症が残り、母は日常のことすらもできない体になった。

 母は症状が改善しないことから、市長の職を辞した。

 母はその後、鬱病になり、家から一歩も出られなくなった。




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