77

文字数 278文字

 マリアは、どんなに失敗をしても挫けず、議会で森市長に果敢に挑み続けた。

 山本という強い味方が出来た事で、拍車がかかった。

 やがて、こうしたマリアの活動が評判になり、マリアが質問に立つ日には、傍聴席に支持者以外にも多くの市民が詰めかける様になった。

 地元新聞社の記者やテレビ局関係者も、傍聴に来た。

 傍聴席が満席になり、立ち見が出るほどになった。こんな事は定例議会で初めてである。

 タヌキ市長も、傍聴席に詰めかけたマスコミやマリアの支持者を前にして、今までの様な舐め切った態度の答弁は出来なくなった。

 マリアは、山本に相談しながら質問の内容を練っていった。



ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み