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文字数 302文字
夏休みに入り、淳之介とマリアは川でよく泳いだ。
マリアは、紺のスクール水着で、無邪気に泳ぐ。
「あの橋から、飛び込もう!」
マリアが指さした橋は、どう見ても五メートル位ある。
「あそこからって、足から飛び込むがか?」
「頭からにきまっちょうやん」
「え~、あんなところから頭から飛び込むって怖えよ~」
「な~に弱っちいこと言いようがよ、平気だって」
マリアは橋の上に立つと、ちゅうちょせずに頭から飛び込んだ。まるで河童だ。
「淳之介も早く飛び込めよ~」
マリアにうながされ、こわごわ飛び込んだ淳之介は、回転しすぎて背中から大きな音を立てて水面に落ちた。
真っ赤に腫れ上がった背中を叩いて、マリアがいつまでも笑う。
マリアは、紺のスクール水着で、無邪気に泳ぐ。
「あの橋から、飛び込もう!」
マリアが指さした橋は、どう見ても五メートル位ある。
「あそこからって、足から飛び込むがか?」
「頭からにきまっちょうやん」
「え~、あんなところから頭から飛び込むって怖えよ~」
「な~に弱っちいこと言いようがよ、平気だって」
マリアは橋の上に立つと、ちゅうちょせずに頭から飛び込んだ。まるで河童だ。
「淳之介も早く飛び込めよ~」
マリアにうながされ、こわごわ飛び込んだ淳之介は、回転しすぎて背中から大きな音を立てて水面に落ちた。
真っ赤に腫れ上がった背中を叩いて、マリアがいつまでも笑う。
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