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文字数 340文字

 淳之介とミキタは帰宅部だが、ミキタがバンド活動をしている年子の兄の影響で、ギターを弾き始めた。

 その後淳之介も誘われ、ミキタと一緒にギターを弾くようになった。

「文化祭のミニコンサートに、出演するバンドが少ないけん、おまえらも出てみんか?」

 とミキタの兄から誘われ、淳之介とミキタも参加することになった。

 バンド名がいると言われ、トンボ好きのミキタが適当に「オニヤンマ」とつけた。

 二人は、いつも吉田拓郎と井上陽水ばかりを練習に弾いていたので、文化祭でやる曲は拓郎の「旅の宿」と陽水の「いつのまにか少女は」にした。

 ボーカルをどっちがするということでもめた。ミキタはあまり上手くないからと嫌がり、淳之介は上がり症だから無理と嫌がり、結局じゃんけんで負けたミキタが唄うことになった。




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