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文字数 690文字

 おばあちゃん 
 眠っていたクマが目をさましました。
 マリアはクマを見て驚きましたが、クマがマリアに、
「大丈夫かい、ケガしていないかい?」
 と優しく言ったので安心しました。
「大丈夫です、ところでクマさんここはどこですか?」
 とクマに聞くと、
「ここはワタシの家だよ、どうしてオマエはここにやってきたんだい?」
 とおばさんのクマが言いました。
 はい、次郎ちゃん。

 次郎 
 えっと、えっとー、さて、どうしよか、わからんなった。
「あのね、クマさん、おなかがすいちゃったんだけど、なにかたべるものはないが?」
 ってクマのおばさんにいったら、大きなアンパンをだしてくれたが、です。
 アンパンは、とてもでっかくて、おいしかったんで、さくらこちゃんにも、やっぱし、わけてやったが、です。
 はい、兄ちゃん。

 一郎
 アンパンを食べて元気になったマリアはクマのおばさんに、
「ところでここから外に出るにはどうしたら出られるのですか?」
 と聞くとクマのおばさんが、
「ちょっと待ってて」
 と言って奥の部屋に入って行きました。
 すると奥の部屋から今度は小さなリスが出てきて、
「ボクについておいでよ」
 と言ってさっきとはちがう奥の部屋に入って行きました。 
 奥の部屋に行くと小さな穴がありました。
 リスがやっと入れるくらいの穴にリスが入ろうとするのでマリアは慌てて、
「ちょっと待って、この穴にワタシは入れないわよ」
 とリスに言うと、
「大丈夫、そこにあるクスリを飲めば小さくなるから」
 と言いました。
 マリアは入口の横に置いてあるビンを開けて一口飲みました。
 するとマリアの体がみるみるうちに小さくなっていきました




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