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文字数 387文字
マリアが、山田建設の社長に会いに行くと言ったら、気の弱い淳之介は怯んだ。
「あの社長は元暴走族で中々の悪やったらしくて、海千山千のしたたかな奴やけん、オレが行っても、舐められてなんちゃ出来んかもしれんし……」
臆する淳之介に、
「淳之介は、市役所で報復されたらいかんけん、ワタシが一人で行ってくる。
子どもを持つ親なら、苛められる子の気持ちがどんなか、話せばわかるはずやけん」
「そうかぁ……、けんどマリアかっとなって、社長とケンカしそうやけんど、ほんまに一人で大丈夫か?」
「ワタシやち、母親ながやし、昔みたいにバカみたいなケンカはせんけん、大丈夫ちや」
とマリアが笑う。
「タヌキやデブにまかせちょったち、なんちゃくそにならんゆうことがようわかったし、子供のことは親が守らんと、誰も助けてくれんがやけん。
ワタシが、一朗を絶対に守ってみせるけん」
とマリアは鋭い目をして言った。
「あの社長は元暴走族で中々の悪やったらしくて、海千山千のしたたかな奴やけん、オレが行っても、舐められてなんちゃ出来んかもしれんし……」
臆する淳之介に、
「淳之介は、市役所で報復されたらいかんけん、ワタシが一人で行ってくる。
子どもを持つ親なら、苛められる子の気持ちがどんなか、話せばわかるはずやけん」
「そうかぁ……、けんどマリアかっとなって、社長とケンカしそうやけんど、ほんまに一人で大丈夫か?」
「ワタシやち、母親ながやし、昔みたいにバカみたいなケンカはせんけん、大丈夫ちや」
とマリアが笑う。
「タヌキやデブにまかせちょったち、なんちゃくそにならんゆうことがようわかったし、子供のことは親が守らんと、誰も助けてくれんがやけん。
ワタシが、一朗を絶対に守ってみせるけん」
とマリアは鋭い目をして言った。
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