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文字数 208文字

 淳之介は放課後マリアがグラウンドを走る姿を教室から眺め、マリアが練習を終えると二人で帰った。

 相変わらずマリアの家の近くまで送った後、帰宅するので、家に着く頃はいつも暗くなっている。

 二学期に席替えがあり、一学期のようにマリアと頻繁に話せなくなっていたから、マリアと自転車を並んで漕ぎながら、とりとめのない話をするのが楽しみだった。

 何か嫌なことがあっても、マリアの笑顔に触れると、落ち込んだ気分が紛れるのである。





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