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文字数 384文字
ある日マリアが、淳之介とミキタに、明日の放課後忠霊塔に来てくれと言った。
淳之介とミキタは何のことやら解らぬまま、翌日の放課後、小さい山の上にある忠霊塔広場に行った。
先に来ていたマリアは、石段に座り煙草を吸っていた。
「ここで今から喧嘩するけん、ちょっと待ちよって」
とマリアが何気ない風に言う。
その内喧嘩相手の三年女子で、不良グループボスの、和田勝子がやってきた。
「マリア、ワタシをここに呼んでタイマンで勝負つけようなんて、ええ度胸しちょうやいか」
勝子が睨みながらマリアに言う。
「お前それより、約束した五万持って来たろうにやぁ~」
マリアが凄んで言う。
「先輩にお前とは何ぞ!
お前こそ持ってきちょうがかぁ!」
勝子が頭に血を上らせながら言う。
二人のやり取りを淳之介とミキタは木陰に隠れながら見ていた。
どうやら喧嘩して負けた方が五万払うことにしているようだ。
淳之介とミキタは何のことやら解らぬまま、翌日の放課後、小さい山の上にある忠霊塔広場に行った。
先に来ていたマリアは、石段に座り煙草を吸っていた。
「ここで今から喧嘩するけん、ちょっと待ちよって」
とマリアが何気ない風に言う。
その内喧嘩相手の三年女子で、不良グループボスの、和田勝子がやってきた。
「マリア、ワタシをここに呼んでタイマンで勝負つけようなんて、ええ度胸しちょうやいか」
勝子が睨みながらマリアに言う。
「お前それより、約束した五万持って来たろうにやぁ~」
マリアが凄んで言う。
「先輩にお前とは何ぞ!
お前こそ持ってきちょうがかぁ!」
勝子が頭に血を上らせながら言う。
二人のやり取りを淳之介とミキタは木陰に隠れながら見ていた。
どうやら喧嘩して負けた方が五万払うことにしているようだ。
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