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文字数 202文字

「けんど、すぐに別れるとは思うちょうけんどね」

「ミキタ、その話誰から聞いたがか知らんけんど、あくまで噂にすぎんろう? 
 本当に付き合いようかどうかわからんぞ」

 淳之介がムキになって言う。

「確かに、それは言えちょうかもしれん」

 ミキタは、淳之介が今でもマリアに未練があることを知り、話を止めた。

「マリアはきっと、もうすぐ目ん覚めて、元のマリアに戻るちや……」

 淳之介は、自分に言い聞かせるようにそう言った。




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