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文字数 215文字

 次男が誕生したのは、それから3年後だった。

 子供だけで野球チームを作る計画は、さすがに難しくなった。

 一郎は、大人しく人見知りが激しかった。

 保育園に入園して間もなくは、保育園に行くことを毎日のように泣いて嫌がった。

 そんな一郎を、優しくなだめながら、マリアは保育園に連れて行った。

 ぐずる一郎を見て、淳之介はついイライラしてしかりつけるが、マリアは決して怒ったりはしない。

 そんなマリアを見て、淳之介はいつも反省するのである。




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