第96話 ソープ嬢、AV女優、風俗嬢、 不倫した女を愛したイエスキリスト

文字数 1,449文字

ヨハネによる福音書 8章1-12節
8:1 イエスはオリーブ山に行かれた。
8:2 そして、朝早く、イエスはもう一度宮に入られた。民衆はみな、みもとに寄って来た。イエスはすわって、彼らに教え始められた。
8:3 すると、律法学者とパリサイ人が、姦淫の場で捕らえられたひとりの女を連れて来て、真ん中に置いてから、
8:4 イエスに言った。「先生。この女は姦淫の現場でつかまえられたのです。
8:5 モーセは律法の中で、こういう女を石打ちにするように命じています。ところで、あなたは何と言われますか。」
8:6 彼らはイエスをためしてこう言ったのである。それは、イエスを告発する理由を得るためであった。しかし、イエスは身をかがめて、指で地面に書いておられた。
8:7 けれども、彼らが問い続けてやめなかったので、イエスは身を起こして言われた。「あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい。」
8:8 そしてイエスは、もう一度身をかがめて、地面に書かれた。
8:9 彼らはそれを聞くと、年長者たちから始めて、ひとりひとり出て行き、イエスがひとり残された。女はそのままそこにいた。
8:10 イエスは身を起こして、その女に言われた。「婦人よ。あの人たちは今どこにいますか。あなたを罪に定める者はなかったのですか。」
8:11 彼女は言った。「だれもいません。」そこで、イエスは言われた。「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。今からは決して罪を犯してはなりません。」
8:12 イエスはまた彼らに語って言われた。「わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです。」

野郎は性の誘惑にとことん弱い。男は性に飢えている。女性は愛に飢えている。そんな男は、女に愛や金を散らかせてセックスをしたり、売春させる店で働かせたりして、手数料、紹介料を取る。そういう野郎にとって、女は商品であり、性欲を満たす都合のいいもの、金になるものである。男性の遊びは人生経験の肥やしとか、人間の幅を広げるなんて言われる風潮がある。
それに対して、女性の不倫、AV女優に対する偏見はものすごいものがある。オナニーのおかずとして、散々欲求を満たしときながら、実際は軽蔑している。俺は軽蔑をしないが、やっぱり必要としている。男は性欲を処理しなければならない生きものなのだ。

おっと、話がずれた。
「あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい。」
超カッコイイ!!性欲に限らず、みんな罪を犯しているのだ。
イエスキリストは、たった一言で、そしてまた地面に文字を書き続けた。驚くことに、この一言だけで人々は退散した。一人も残らなかった。
石を投げて殺そうと思った野郎は、「はたして自分には罪がないと言えるのか?」答えは明らかだった。罪のない人間は誰一人いないのだ。
私たち人間は時として隣人のことばかり裁いてしまい、自分のことに目を向けない。
ルカ 6:41 あなたは、兄弟の目にあるちりが見えながら、どうして自分の目にある梁には気がつかないのですか。

あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい。

あなたは、石を投げることが出来ますか?
僕はできません。

あなたの手の中には隣人をさばくための石がありますか?もし持っておられるなら、イエス様のことばを聞いて、石を捨て去ってください。主は言われます。「わたしもあなたを罪に定めない」
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登場人物紹介

篠崎修三・・・20歳で初めて出来た彼女がクリスチャンだった。

佐藤英子・・・修三の彼女。3年前にクリスチャンになった。ちなみに修三とは保育園の時の同級生

上田基一・・・修三と同じ大学で同級生の友達。両親がクリスチャンで、小学校に入る前から教会に通い14歳の時に洗礼を受けてクリスチャンとなる。高校に入ったころから、高校3年生あたりから教会生活やクリスチャンに疑問を抱くようになり、大学に入学してから間もなく教会を離れる。現在は彼女、飲み会など遊ぶことが楽しく、教会を離れて良かったと思っている。

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