雅歌 修三ビンタをされる!!version

文字数 442文字

ソロモンの雅歌
あの方が私に口づけしてくださったらよいのに。あなたの愛はぶどう酒よりも快く、
あなたの香油のかおりはかぐわしく、あなたの名は注がれる香油のよう。それで、おとめらはあなたを愛しています。雅歌1:1~3

公園のベンチで、里奈ちゃんの右の頭と俺の左の頭で支えあって、座って夕日を見ていた。
「後悔していない、私が初めてで」
「うん」
「なら良かった」
「なんで知っているの?」
「わかるよ。彼女もいるんでしょ」
「えっ!!なんで知っているの!?えっ!?」俺はマジでびっくりして、立ち上がった。
「えっ、本当にいるの!?」今度は里奈ちゃんが驚いて、
「えっ!!えっ!?えっー!?あー終わった!!いや、えっ!?」俺がそう叫ぶと、
「馬鹿にしないでよ!!」里奈ちゃんはそう言ってから、俺の左の頬をバシンっ!!とビンタをした。すんげー痛くて、その後脳震盪を起こしそうになった。
里奈ちゃんはその後、しゃがんで泣いて、俺は初めて口にした。
「オーマイガッ」という言葉を。

おしまい
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

篠崎修三・・・20歳で初めて出来た彼女がクリスチャンだった。

佐藤英子・・・修三の彼女。3年前にクリスチャンになった。ちなみに修三とは保育園の時の同級生

上田基一・・・修三と同じ大学で同級生の友達。両親がクリスチャンで、小学校に入る前から教会に通い14歳の時に洗礼を受けてクリスチャンとなる。高校に入ったころから、高校3年生あたりから教会生活やクリスチャンに疑問を抱くようになり、大学に入学してから間もなく教会を離れる。現在は彼女、飲み会など遊ぶことが楽しく、教会を離れて良かったと思っている。

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み