俺のバイブルはノルウェイの森

文字数 376文字

俺のバイブルはノルウェイの森

聖書は読みたくない。里奈ちゃんを好きになってしまったことと、英子を愛していることを罰するに違いない。その点、村上春樹のノルウェイの森では、二人の女性に心を魅かれる主人公に対して、とある女性が、
「そんなことは罪でもなんでもありません。このだだっ広い世界ににはよくあることです。天気の良い日に美しい湖にボートを浮かべて、空もきれいだし湖も美しいと言うのと同じです。そんな風に悩むのはやめなさい」(*村上春樹先生、勝手に一部引用して、すみません)
と書いてある。罪でもないし、人生の奇跡だ、たぶん。聖書なんて読んでいたら、いつもびくびくするだけだ。やっぱり俺のバイブルは、村上春樹のノルウェイの森だ。
英子   ・・・空もきれい
里奈ちゃん・・・湖も美しい
逆もまた、しかり。そして、賛美歌は、ブルーハーツだ!!

おしまい
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登場人物紹介

篠崎修三・・・20歳で初めて出来た彼女がクリスチャンだった。

佐藤英子・・・修三の彼女。3年前にクリスチャンになった。ちなみに修三とは保育園の時の同級生

上田基一・・・修三と同じ大学で同級生の友達。両親がクリスチャンで、小学校に入る前から教会に通い14歳の時に洗礼を受けてクリスチャンとなる。高校に入ったころから、高校3年生あたりから教会生活やクリスチャンに疑問を抱くようになり、大学に入学してから間もなく教会を離れる。現在は彼女、飲み会など遊ぶことが楽しく、教会を離れて良かったと思っている。

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