写メ

文字数 921文字

あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。(ペテロ第一:5・7)

朝起きて携帯を取ってみたら、「バイーン!!」マジでそう鳴った。
ラインには、里奈ちゃんの水着の写メが写っていた。やはり胸は大きく、
お腹周りを見ると、おもったよりぽっちゃりしていていなかった。また、ラインがきた。
「ねえ、今日海にいかない?」里奈ちゃんは、そう聞いてきた。
「今、3月になったばかりだよ」俺はそう答えると、すぐに返信が返ってきた。
「じゃ、プールに行く」なんて答えようか困っている時に、
「じゃ、一緒にお風呂は?」一緒想像してしまった、その時、
「キャー、キャー!!修三君ってエッチ」何故か関西弁でなんやねん、
そう思ったら、またラインが来て、
「ねえ、あんた」急に二人称があんたになった。
「なんで、女の娘からラインさせんの?信じられない、バカ」
俺には英子がいるからだよ、と返したかったけれど、彼女はいないということで、合コンに行ったから、そんなことは言えない。


「ねえ、なんで女の娘からラインさせんの?」また同じフレーズが来て、俺はおそろしくなった。
「ごめん、俺忙しかったんだ、ごめん」何でこんな謝るんだろう。
「忙しいとは心を亡くすと書くじゃん。君は忙しいと言って、心を亡くすふりをして、君は忙しいを言い訳にして、私のことを考えたり、思い返したりすることを放棄したんだよ」里奈ちゃん、頭がよいと思ったけれど、結構面倒くさいと思ったけれど、俺は自分でも気づかないうちにさっきの写メを見た。やっぱり胸が大きい。英子に見られたら、どうしよう、そう思ったけれど、写メを見て、
「TODAYは?」そう返信してしまった。
「お、誘ってきたな修三。いいよ、何時?」
「うーん、17時に調布駅の改札」わざと遅い時間にした俺は下心満載であった。
「わかった、写メと同じ格好で行くからね」え、マジで!!そう思った瞬間、
「嘘に決まっているじゃん、エッチ。あ、女の娘ってね、気になる男にはエロじゃなくてエッチっていう言葉を使うんだよ、知っている?修三、君はエッチで変態だね」全くその通りだと思った。

おしまい
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登場人物紹介

篠崎修三・・・20歳で初めて出来た彼女がクリスチャンだった。

佐藤英子・・・修三の彼女。3年前にクリスチャンになった。ちなみに修三とは保育園の時の同級生

上田基一・・・修三と同じ大学で同級生の友達。両親がクリスチャンで、小学校に入る前から教会に通い14歳の時に洗礼を受けてクリスチャンとなる。高校に入ったころから、高校3年生あたりから教会生活やクリスチャンに疑問を抱くようになり、大学に入学してから間もなく教会を離れる。現在は彼女、飲み会など遊ぶことが楽しく、教会を離れて良かったと思っている。

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