弱い時に強さを私に下さる我が主イエス
文字数 410文字
英子と抱き合った後、英子から体を離した。英子を見ると、俯きながら恥ずかしそうにしていて、口元は笑みを浮かべていた。好きなもの同士が抱き合っているのに、キスもしない強さはどこからくるのか不思議でならなかった。
英子の唇は、俺に触れていないからなのか、そういう口紅なのか、キラキラと輝いていた。
「修三君、就職活動始めた?」
英子は、こんなに素敵な時に、くそつまんない話題を俺に振った。女って現実的って聞いたことがあるけれど、英子も例外ではないみたいだ。
「始めるか、就活、はあー」俺がそうため息をつくと、
「私、教会で奉仕しようと思うの、フルタイムで」
「えっ、」俺は語気を強めにそう言って、英子を責めた。
「ただでさえ、クリスチャンと付き合っている俺と、英子とでは根っこの価値観、信仰あるなしで埋まっていないのに、英子が一般企業に勤めないで、フルで教会で働くなんて、俺との関係は気薄になるのは目に見えてんじゃないか」
英子の唇は、俺に触れていないからなのか、そういう口紅なのか、キラキラと輝いていた。
「修三君、就職活動始めた?」
英子は、こんなに素敵な時に、くそつまんない話題を俺に振った。女って現実的って聞いたことがあるけれど、英子も例外ではないみたいだ。
「始めるか、就活、はあー」俺がそうため息をつくと、
「私、教会で奉仕しようと思うの、フルタイムで」
「えっ、」俺は語気を強めにそう言って、英子を責めた。
「ただでさえ、クリスチャンと付き合っている俺と、英子とでは根っこの価値観、信仰あるなしで埋まっていないのに、英子が一般企業に勤めないで、フルで教会で働くなんて、俺との関係は気薄になるのは目に見えてんじゃないか」