文字数 403文字



「バイトかー、可愛い娘いるところがいいなー」そう言った後、英子と鉢合わせない場所がいいと思った。
「うん、女だな。女と出会えるところがいい。夜、人の気持ちを開放してくれる夜」上田はそう言って。
「ん、夜、開放、うん、いくぞ」俺は上田の目を見た。せーので、
「居酒屋じゃん!!」俺らはそう言ってハイタッチして、抱き合った。男に生まれて良かったと一瞬だけ思った。
俺らはその後、スマホで府中駅近辺の居酒屋の求人を探した。
「あ、たけー、時給たけー」上田がそう言うと、
「お、マジ、時給1300円じゃん。でも、夜10時から朝7時からじゃん」
「でも、店の名前が星(スター)だぞ、こりゃ女が来店するぜ」どういう結びつきでそうなるのか、理解が出来なかったが、俺らは来週の月曜日に面接を受けにいくことにした。それにしても、星(スター)=こりゃ女が来店するぜ、どう考えても方程式は成り立たないと思った。

おしまい
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登場人物紹介

篠崎修三・・・20歳で初めて出来た彼女がクリスチャンだった。

佐藤英子・・・修三の彼女。3年前にクリスチャンになった。ちなみに修三とは保育園の時の同級生

上田基一・・・修三と同じ大学で同級生の友達。両親がクリスチャンで、小学校に入る前から教会に通い14歳の時に洗礼を受けてクリスチャンとなる。高校に入ったころから、高校3年生あたりから教会生活やクリスチャンに疑問を抱くようになり、大学に入学してから間もなく教会を離れる。現在は彼女、飲み会など遊ぶことが楽しく、教会を離れて良かったと思っている。

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