第78話 奉仕

文字数 897文字

12:3 私は、自分に与えられた恵みによって、あなたがたひとりひとりに言います。だれでも、思うべき限度を越えて思い上がってはいけません。いや、むしろ、神がおのおのに分け与えてくださった信仰の量りに応じて、慎み深い考え方をしなさい。
12:4 一つのからだには多くの器官があって、すべての器官が同じ働きはしないのと同じように、
12:5 大ぜいいる私たちも、キリストにあって一つのからだであり、ひとりひとり互いに器官なのです。
12:6 私たちは、与えられた恵みに従って、異なった賜物を持っているので、もしそれが預言であれば、その信仰に応じて預言しなさい。
12:7 奉仕であれば奉仕し、教える人であれば教えなさい。
12:8 勧めをする人であれば勧め、分け与える人は惜しまずに分け与え、指導する人は熱心に指導し、慈善を行なう人は喜んでそれをしなさい。

ローマ12:3-8

仕事に行って、接客をして、課長の仕事を手伝って、毎日のように飲みに行く。楽しいけれど、最近太ってきたこと、あとなんというか満たされない気持ちがありながら、でもそこを突き止めると不安になるから、最近覚えた焼酎水割りを流し込んで、一時的人はいい気分になる。
土日は、宅建の勉強をしているが、だれる。年に二回しかないから、落ちるわけにはいかない。脂肪を燃焼されるためにも、久しぶりにジーザス教会の喫煙所に行くことにした。今日は土曜日だけれど、誰かと会えるんじゃないか楽しみにしている自分がいる。

「あっ、修三君だ」名前は忘れたけれど、数人のガキが喫煙所から叫んだ。みんないい表情を」していた。
「いやー最近、ゆっくりタバコをすうとこないし、っと思ってさ」俺がそう言って、煙草に火をつけると、ガキが雑巾とほうきを持っていた。
「何やってんの?」
「え、掃除。俺たちは、喫煙所の掃除をする奉仕担当なんだ」
「奉仕ってクリスチャンになったの?」
「うん、俺はね。でも、みんながなったわけじゃないけれど、それぞれ役割が与えられて、前より楽しくなったんだ」
「そうか」俺はたばこを吸いながらそう言って、彼らのことが羨ましくなった。
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登場人物紹介

篠崎修三・・・20歳で初めて出来た彼女がクリスチャンだった。

佐藤英子・・・修三の彼女。3年前にクリスチャンになった。ちなみに修三とは保育園の時の同級生

上田基一・・・修三と同じ大学で同級生の友達。両親がクリスチャンで、小学校に入る前から教会に通い14歳の時に洗礼を受けてクリスチャンとなる。高校に入ったころから、高校3年生あたりから教会生活やクリスチャンに疑問を抱くようになり、大学に入学してから間もなく教会を離れる。現在は彼女、飲み会など遊ぶことが楽しく、教会を離れて良かったと思っている。

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