田原先生、賛美を作詞する

文字数 531文字

ハレルヤ。神の聖所で、神をほめたたえよ。御力の大空で、神をほめたたえよ。
その大能のみわざのゆえに、神をほめたたえよ。そのすぐれた偉大さのゆえに、神をほめたたえよ。
角笛を吹き鳴らして、神をほめたたえよ。十弦の琴と立琴をかなでて、神をほめたたえよ。
タンバリンと踊りをもって、神をほめたたえよ。緒琴と笛とで神をほめたたえよ。
音の高いシンバルで、神をほめたたえよ。鳴り響くシンバルで神をほめたたえよ。
息のあるものはみな、主をほめたたえよ。ハレルヤ。 詩篇:150・6


ポケット

パーカーの両方のポケットに手を入れた

目を閉じて 口を閉じて 脚は組んだまま 神様を賛美した

十字架にかかっている人がいる

ふんどしなんかつけていない

こんなに悲惨な人を見たことがない

顔も原型をとどめていない ぐちゃぐちゃだ

周りは怒ったり、馬鹿にしたりして罵倒している

十字架にかけられて何か叫んでいる

十字架にかけられて何か祈っている

悲惨なのに、なぜか美しい静寂がある

怖くなって 目を開け 口を開けたら

十字架は見えなくなっていた

両手はポケットにいれたままでわかった気がする

十字架にかかっていたのはイエスキリストであることを

おしまい
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

篠崎修三・・・20歳で初めて出来た彼女がクリスチャンだった。

佐藤英子・・・修三の彼女。3年前にクリスチャンになった。ちなみに修三とは保育園の時の同級生

上田基一・・・修三と同じ大学で同級生の友達。両親がクリスチャンで、小学校に入る前から教会に通い14歳の時に洗礼を受けてクリスチャンとなる。高校に入ったころから、高校3年生あたりから教会生活やクリスチャンに疑問を抱くようになり、大学に入学してから間もなく教会を離れる。現在は彼女、飲み会など遊ぶことが楽しく、教会を離れて良かったと思っている。

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み