Folge 78 長女いじり
文字数 1,473文字
咲乃を乗っけて抱き着いて。
気持ち良すぎて眠りかけていた。
口はそう言っているが、両腕が離そうとしない。
いや~、困ったなあ。
え。
ツィスカ抜き。
ご飯抜き的な?
……それ、嫌だな。
ツィスカは耐えられるのかな。
うっ、て。
気づいていなかったとか?
そういうところがツィスカなんだよね。
可愛い。
一緒の事考えているの笑える。
自分で考えたことなのにね。
この妹、どうしてやろうか。
可愛がるしか思いつかない。
さくみさがクスクス笑って見ている。
ツィスカの暴走って面白いよね。
撤回された。
なんだったんだ?
みんなでツィスカを弄って遊んでいる。
面白いし、和むなあ。
もうツィスカどうしたんだ?
しっちゃかめっちゃかになっている。
えっと。
落とされた? 上げられた?
そこんとこ詳しく。
家庭環境が一番大きいとは思う。
引き籠っていたのもあるだろう。
比べたり、比べられたりすることが無かったんだよな。
比べるとしても、傍に居るのは双子の姉。
ほぼ自分と変わりがないわけで。
あ。
そういう話を聞くと頭を撫でてしまうんだ。
咲乃はニコニコしているからもっと撫でちゃう。
偉そうなことを言っている。
それはツィスカの基本。
みんな分かっているから温かい目だ。
そして色々と言いながらも、さくみさを受け入れている。
ところで、自分はどうなのか。
受け入れてはいると思う。
だからって、なんなのだろう。。
今の悩みはそこなんだよなあ。