第71話 七一、太秦参籠

文字数 118文字

 夫婦なかが難しく思われるころ、太秦に参篭していると、宮家で親しく語らっていただいている人が御もとより文を頂いた。返事を書いていると、、鐘の音が聞こえてきたので、
   「繁かりしうき世の事も忘られず入相の鐘の心ぼそさに」
と書いて送った。

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