第23話 二三、七月七日長恨歌 

文字数 147文字

 世の中に長恨歌という文を、物語に書いてある所があると聞いて、心惹かれる思いがし、見てみたいと思うが よく言いだせないまま、ある便りを尋ねて、七月七日に言い贈る。
「契りけむ昔の今日のゆかしさに天の川波うち出でつるかな」
すると返し、
 「たち出づる天の川辺のゆかしさにつねはゆゆしきことも忘れぬ」
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