第90話 更級日記と枕草子
文字数 381文字
更級日記の作者が女房勤めをしたことを、具体的に記述している。宮中の様子はどんなだろうと興味津々である。これと並行して枕草子を読んでいると、更に宮中の様子が手に取るようにわかる。
さすが三大随筆の清少納言様は鋭い筆致で女房達の様子を、いきいきと書かれている。中宮の傍に女房として仕え、それも中宮の一番のお気に入りの女房が清少納言様である。この随筆は平安時代の傑作であろう。同時代の紫式部の源氏物語は想像の世界の小説であり、これも更級日記の作者の憧れる夢物語である。これは長編であり、とても読破することはできないだろうが、紫式部の随筆もあるようで、これなら短編であり、枕草子が読み終わったら、つぎはこれを読破したいと思っている。
古典は昔のことで、文章も読めないと、敬遠する人が多いようだが、実際、手にしてみると、こんな味わいのある本はなかなか出合えない気がする。
さすが三大随筆の清少納言様は鋭い筆致で女房達の様子を、いきいきと書かれている。中宮の傍に女房として仕え、それも中宮の一番のお気に入りの女房が清少納言様である。この随筆は平安時代の傑作であろう。同時代の紫式部の源氏物語は想像の世界の小説であり、これも更級日記の作者の憧れる夢物語である。これは長編であり、とても読破することはできないだろうが、紫式部の随筆もあるようで、これなら短編であり、枕草子が読み終わったら、つぎはこれを読破したいと思っている。
古典は昔のことで、文章も読めないと、敬遠する人が多いようだが、実際、手にしてみると、こんな味わいのある本はなかなか出合えない気がする。