第32話 三二、八月秋の夜深き有明の月 

文字数 93文字

 八月になり、二十日過ぎの暁がたの月が、とても興趣があり、山の方はまだ薄暗く、滝の音も似る物がないような風情でしみじみと眺められ、
  「 思い知る人に見せばや山里の秋の夜深き有明の月」


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