毒を食らわば皿までどころか利用するのがヤマカガシ

文字数 886文字

牙が小さい上に奥の方にあるから、そこまで危険ではないヤマカガシ。

しかし、毒を集めて静脈に注射すると、その毒性はマムシ毒やハブ毒より強いと言う。

だけど、人間相手なら大抵は静脈に入らないで済む。

がっぷりと噛まれて、小さな牙で空いた穴に毒が……だから、直ぐに引きはがせば毒もそうそう入り込まない。

と、毒を注入されなければどうってことないヤマカガシ。

自前の毒に加えて、毒を持ったカエルを栄養にするついでに、カエル由来の毒を利用もするそうだ。

ただし、こっちは咬まれてどうこうより、頸部圧迫で毒が飛ぶから、触らなければ問題なし。

もしも、握りしめて毒が目に入ったら、直ぐに綺麗な水で十分に洗って救急車を呼ぼう。


つーか、握りしめんな。
世の中には、危険生物の毒をわざと浴びに行く人も居ますので。
と言っても、そう言う人は良く調べてから行くだろうから、対処方法も知っている筈!
筈て。

うっかり踏んだとしても、目に入るまでは飛ばないでしょうし。

ヤマカガシに喧嘩を売らなければ、食事ついでにため込んだ毒ならどうってことない。

でも、もしヤマカガシにがっぷりと噛まれて、毒が血管に流れ込んだら病院推奨。

血液凝固作用のある毒が、血管内でフィブリンと血小板ちゃんを固まらせまくる。

血液凝固に必要な成分を使わせまくった上で、出血もさせる。

その上、赤血球さんも壊す。

細胞がはたらいた上で大変なことになっとる。

なんせ、細胞に必要な酸素や栄養を運ぶために血液は全身を巡っていますから。

血管に毒が入ったら、それに応じた血清なりなんなりを医療機関で打って貰わないと自己免疫機能でどこまで解毒可能かどうかって話で。

薬だって、経口摂取より静脈注射の方が直ぐに効くでしょ?

だから、血液に毒が入ったら、全身に行き届くのも早い。

ただ、毒蛇の場合は穴を開ける牙と、毒を押し出す腺の部分が別だから、開けた穴に毒を丸々注入は出来ない。

だから、針の中に毒を通す穴が有る蜂が、大抵の日本人にとって危険ってことだね!
まあ、そうでなくとも飛ぶから厄介だよにゃ。

金田一少年の事件簿なら、それが動機に繋がることもある蜂。

それはまた別エピソードにて。

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登場人物紹介

子供の時の話故に子供キャラ。
やりたい放題する、多分。

インナーチャイルド的毛玉。
難しいことは考えないで何か言う。

毎度おなじみ(?)イマジニャリーフレンド。
子供らにツッコミを入れる黒猫。

何にでもなれる黒い人

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