バレンタインデーの後にチョコが安くなるとは限らない
文字数 1,110文字
二月の行事、節分。
材料の値段から考えると高めな恵方巻が売られては中々値下げされず、夕刻以降のスーパーでは謎の熱意に包まれた半額シール待ち集団が生まれる。
イベント関連食品に関しては、それなりに安くなるタイミングを計れる。
クリスマスの後のケーキとか、正月の後の蒲鉾とか、冷蔵が必要な商品はよりタイミングを読みやすい。
だけど、全てが当てはまる訳じゃないよね!
バレンタインデーのチョコとか、待ったところで殆どの商品が安くはならない。
キャラもののチョコは、元が高かった商品はやたら安くなることもありますけどね。
実際に、呪いチョコ的なものが、売れ残って三十円位になっていたことも。
キャラ絵がプリントされた、小さなチョコだったんですけどねえ、人気作品だからか技術が必要だからか元は七百円とかだった様で。
それが、賞味期限を前に価格が暴落。
これ、食べ物なら買って食べてそれで終わるけど、株の場合は暴落したタイミングで買ったところで、その会社が倒産しない保証はないよね!
で、食品なら安くなる時期はそれなりに読める。
それなりに読めるが、一番安くなる時を待ったら買えないかも知れない。
さあ、どうする?
まあ、そう言う話。
数年前、お弁当セット的な商品詰め合わせが売っていたんですよ。
で、元の値段でも安いからそれで先ず一袋買った。
その後、二割引きだったから二袋追加で買った。
最終的に半額だから、そこで五袋を購入。
さて、平均したら何割引き?
買うタイミングの分散は何故リスクを分散するのかを、食材の入手に例えて説明する為の問題。
因みに、計算式と答えは、
100-(1+0.8×2+0.5×5)÷8×100
=100-5.1÷8×100
=100-63.75
=36.25
36.25%引き
だよ。
つまり、こんな買い方をすれば、商品を確保しつつも何か得出来たよねって。
まあ、株は腐ることは無いから、この買い方を反映したまま、仮に二割引きの状態で買った株を売却したとしても、手数料を考えなければ16.25%の利益になる。
言うても、それは半額のタイミングで買った個数が多かったからに過ぎない例じゃねえか。
まあ、あくまでも例ですからね。
これが、均等に購入していた場合、利益(約2.3%)はそこまで出ないが、損はしない。
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