買い注文が増えたらしいよ
文字数 872文字
お店で売っている商品なら、
店「この値段です」
客「この値段なら買おう」
或いは、
店「この値段です」
客「高いから要らん」
ってなるが、株取引はそうもいかん。
と言うか、お店の場合は、必要が無ければそもそも買わんだろ。
それはそれ、これはこれ。
まあ、お店の場合は客が「高いなあ」と思っていても、食品の場合は値下げする場合もある。
そう、値引きシールが貼られるなら買うと言う人は、少なからず存在するのさ。
で、株取引の場合、買う側が指値を決めたら、その金額より高い売値を提示しても取引は成立せず、その金額より売る側が安く提示した時では取引が成立するそうだ。
その逆もあるよ!
この値段なら売っても良いって指値が設定されたら、それ以上の買い値を提示した相手とのみ取引が成立する。
レアな物を売るオークション、最低幾らを出せば買えるが、誰も買おうとしなければそこで終わる。
最低額でも誰かが買うと声を上げ、他に誰も手を上げなければそれで決定。
もし、それ以上の額が提示されれば、値段が上がりきるまでバトルは続く。
あと、年度末に増える工事。
自治体が「~円までなら出す」かーらーの、どこの会社が一番安く請け負うかな?
ってやりとりは、一種の地獄。
じゃあ、金を払う側が「これしか出さん」と言ったから、給食を作っている会社が原材料費や光熱費の値上がりでどうしようもなくなって「もう無理、倒産する」ってなった地獄?
あれ、買い叩きが凄かったらしいからにゃ……買い叩きされた会社の社員は地獄だったろうにゃ……
あの会社は「この値段でしか材料を売らない」と、「この値段で給食を提供しろ」の狭間で耐えきれなくなった。
指値による売り値と、指値による買い値に何か似ている。
そんなこと言ったら、オークションネタで暴走するよ?
何にせよ、大金が動く取引をするには、膨大な知識や経験の他に、胆力や気合も必要になるんだろうなって。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)