分子量が大きい程に融点も沸点も高くなるので下山するまでがトリックです

文字数 744文字

8月11日は山の日ですね。

そう、家に帰るまでが遠足だし、下山するまでがトリックです。

雪霊伝説の犯人を召喚するな。
寒さが恋しい令和の夏。
だからって、雪山のレベルで冷えたくはない。

雪霊伝説のトリックに使われた液体窒素。

窒素の沸点は−196 ℃なので、まあ雪山でも空気と混ざって証拠にならないよねって。

そりゃ、北海道のお土産からしても、最低気温は-41℃だからにゃ。

で、日常生活ではそうそうお目に掛かれないのが液体窒素。

薔薇を瞬時に凍らせて砕くシーンとかやっちゃう液体窒素。

細胞を瞬時に凍らせるから、医療行為にも使えるよにゃ。

うん。

だけど、その性質から扱うには資格が要るらしい。

生成するのに危険が伴う製品は、大体資格が必要だろうよ。
……そう考えると、雪山で液体窒素をトリックに使うことの難易度が疑問にもなる。
そもそも、どうやって運搬したんだろうね!
まあ、山って食料を運搬するのも大変だけど。

そして、探偵学園ではトリックではなかったドライアイス。

ただ、空気より重いからオペラ座で……何回目だったかのオペラ座での事件に使われたドライアイス。

こちらの昇華温度は−78.5 ℃です。

歌島のオペラ座、事故物件が過ぎる。

で、大気中の約8割を占める窒素の分子量が約28なのに対して、二酸化炭素の分子量は約44ですね。

そりゃ、あのトリックも密閉空間なら可能になるなって。

まあ、探偵学園のアレも、部屋の下の方に穴があったせいで、密閉空間じゃなくて空気が逃げていたしにゃ。
本当のトリックは、そこからぶち込まれたと思うと凄いよね!
そもそも、ちゃんと司法解剖すれば、窒息の原因も分かりそうなもんだけどにゃ。
まあ、そうなったら推理漫画は面白みがなくなるので。
そうだけども。
何にせよ、山の日には涼しくあって欲しいものです。
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登場人物紹介

子供の時の話故に子供キャラ。
やりたい放題する、多分。

インナーチャイルド的毛玉。
難しいことは考えないで何か言う。

毎度おなじみ(?)イマジニャリーフレンド。
子供らにツッコミを入れる黒猫。

何にでもなれる黒い人

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