一般小説作品詳細

プリンセス・シールド

16|ファンタジー|連載中|71話|182,022文字

ファンタジー, オリジナル, 超長編, 侍, 騎士, 魔法, 恋愛, 復讐, 神, バトル

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 少女の名は、東条愛。倭の国の姫にして、アヴァロン皇国最強の【シールド騎士団】に所属する事となる。その中でも女性のみで構成された、【プリンセス・シールド】にて、愛は騎士として、侍として、やがて――4大王や、【神】と戦う事となる――。

 私の名は、ゼルタ。死霊使い(ネクロマンサー)の、ゼルタ。私は復讐を誓う者。その為、悠久の時を生きる者。

「まーた木霊ちゃんが何か意味の分からない事言ってるー。あははははは」

 笑われた。4000年を生きる私の真剣な呟きが、わずか15歳の少女である愛に笑われた。これは屈辱である。

「ひとり言です。無視してください」

 無理か。私は今、指輪となってこの少女、東条愛の左手薬指にはまっている。些細な呟きも、この子の地獄耳は逃さない。

 何しろ、愛の持つ【魔力回路】は【モンスター】と呼ばれるフィジカル強化系最強の物だ。怪力や自然治癒力などと共に、聴力も超音波が聞き取れるほど強化されている。

「ねえ、木霊ちゃん」
「なんですか、愛?」
「愛って、どうして騎士なんかになっちゃったの? 愛は侍なんだよ。誇り高い倭の国の侍なのに」
「それは」
「それは?」
「今に分かりますよ」

 私は、答えない。私の目的の為、愛には我武者羅に働いてもらわなければならないからだ。私は愛を利用する。その命の一滴を絞り尽くすまで、戦い抜いてもらうのだ!

「そっか。じゃあそのうち分かるんだね! 楽しみだなあー、あははははは」
「……そ、そうですね……」

 愛はアホ……もとい、楽天的で明るい子である。悩む事などまずないのだ。利用しやすい子ではあるのだが、その張本人の私をして、つい心配になってしまうほどである――
 
【表紙提供】ひろちん様、ちゃみ様(合成)
【キャライラスト】自作(ジャン=ジャックのみpepeami様デザイン)

もくじ

登場人物紹介

 東条愛。15歳。倭の国の姫。魔力回路【モンスター】の保有者。

 王族専属護衛騎士団【プリンセス・シールド】に入隊した後、エルンスト教教皇マーリンより神器【クレイモア・ギガース】を賜る。

 愛の成長が、この世界を滅亡から救う鍵となる。

 木霊。4000歳以上。愛の左手薬指にはまる、白金の指輪。

 最強の魔力回路【ネクロマンサー】を持つ不死者。

 愛に残酷な試練を与えるべく寄生している。

 クラリス・ベルリオーズ。17歳。隻眼隻腕のプリンセス・シールド団長。

 仲間の仇である【黒騎士】打倒に執念を燃やす。

 魔力回路は【ファイア・スターター】。神器【アンフラム・ファルシオン】を自在に操るクラリスは、大陸最強の騎士との呼び声が高い。

 

 アリス・ベルリオーズ。?歳。自称クラリスの妹を名乗る妖精。

 魔力回路【オールマイティ】を駆使し、クラリスを補佐するプリンセス・シールド騎士団副団長。

 自らに定められた「消滅の時」を受け入れ、それまで必死に生きると決めた。

 エスメラルダ・サンターナ。16歳。ユースフロウ大陸南部地方エルサウス出身。

 クラリスにその強大な能力を見出され、プリンセス・シールドにスカウトされた。

 精神感応系魔力回路【アナライザー】の保有者。

 その能力ゆえ人々に疎まれたエスメラルダは、滅多にその力を使わない。

 エルザ=マリア・フェルンバッハ。14歳。エルグラン出身の大魔術師。

 特定危険人物に指定され、アヴァロン皇国首都エールにある城塞牢獄ダイアモンド・プリズンに収監されている。

 両親を殺害し、フェルンバッハ家を滅亡寸前にまで追い込んだ者への復讐を胸に秘め、プリンセス・シールドに加入した。本人は牢獄にあるため、くまのぬいぐるみを遠隔操作して戦う。

 ジャン=ジャック・ドラクロワ。20歳。軍務省所属。階級は少佐。正式呼称はメイジャー・ドラクロワ。魔力回路【コンダクター】により、飛空船を意のままに操る天才艦長。四大公爵の一人、デューク・エールストンと、対等に話せる友人関係にある。クラリスの許嫁だが、父親であるドラクロワ伯爵からは反対されている。

 プリンセス・アヴァロン。15歳。本名秘匿。アヴァロン皇国2000年の歴史の中で、初めて生まれた女児。王家が二児以上もうけたことはかつて無く、その為「不吉姫」などと揶揄する勢力もある。

 愛と同様、この世界を救う鍵を持つ姫だが、その力に気づく者はまだいない。

 黒騎士と呼称される謎の騎士。当時キングス・シールド騎士団を率いていたクラリスの仲間を、その圧倒的な戦闘力で惨殺した犯人。この戦いでクラリスは左腕と左目を失った。神出鬼没、正体不明、目的不明。剣も魔法も一切通用しない無敵の騎士。

 ベルトラン・ケ・デルヴロワ。23歳。キングス・シールド騎士団団長。

 人類であるかも疑わしい面貌を持つ巨漢騎士。魔力回路を持たない為、神器【ウイングド・ハルバート】のみを頼りにのし上がった剣技の実力派。

 顔も口も悪いが、正義の為、仲間の為なら血を流すことを躊躇わない熱血漢。

 ただ、少女のドレスを収集する趣味があり、性癖的には危険。

 オメガ。年齢不詳、能力不明の敵魔導師。木霊に深い恨みを持つ。

 獣人王ウィンザレオ、竜王ゲオルギウス、妖精王オベロン、魔王ディアボロと盟約を結び、世界を混沌へと導く。

 プリンセス・シールドは、この少年の掌の上で踊らされることとなる。

小説情報

プリンセス・シールド

ひぷのしす  chopperman9216

執筆状況
連載中
エピソード
71話
種類
一般小説
ジャンル
ファンタジー
タグ
ファンタジー, オリジナル, 超長編, 侍, 騎士, 魔法, 恋愛, 復讐, 神, バトル
総文字数
182,022文字
公開日
2019年05月18日 19:06
最終更新日
2019年08月19日 21:55
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作者プロフ

ひぷのしす  chopperman9216

 小説書いたりイラスト描いたり漫画描いたりしています。
 なんかちっちゃい短編賞に入選したり、すんごい競争率高い一次審査を通過したことあるくらいで、特に実績は無し。
 アニオタ。ゲーマー。社畜。おっさん。毛はまだある。
 八丁味噌大好きな愛知県民。

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