妖怪展へ -7月25日-

文字数 601文字

 福島県立博物館で開催中の企画展。
「あはひのクニ あやかしのクニ
~ふくしま・東北の妖怪・幽霊・怪異~」
 に行ってきました。

 混雑は避けたいので朝一で行動し、開館と同時に入って観覧しました。

 ナマハゲ、アマハゲ、水かぶり等の東北の来訪神の展示からスタート。
 迫力ある姿に圧倒されながら、向こう側の世界に誘われます。

 河童、雷獣、猫又、九尾といった地元に縁のある妖達の資料、どこかユーモラスな百鬼夜行の巻絵、背筋がひんやりする幽霊画などが、趣向を凝らして展示されています。
 小説執筆にあたり、ここ数ヶ月でぼちぼち妖に詳しくなりつつある私は、テンションだだ上がりです(笑)
 以前から見たいと思っていた、木像や鬼の骨、歌川国芳の作品などにワクワクが止まりません。

 そして極め付けは、最後の朗読コーナー。
 江戸時代に会津藩士がまとめた奇談集『老媼茶話』を元にした、若松城下のあやかし話を朗読音声で楽しめるのです。
 語り手は、なんと! なんと‼︎ 声優の石田彰さんです。
 石田さんの艶やかな声で聞く会津の怪談…… 至福✨
 何話もあるのですが、ずっと滞在する訳にもいかず、後ろ髪惹かれる思いで退館しました。
 ああ、CDにしてくれれば、絶対に購入するのに〜。

 妖怪展、ちょっぴり涼しくも、胸の奥は萌え上がる楽しい時間を過ごしました。
 会期は9月後半までで、途中展示替えもあるようなので、もう一回位行ってしまいそうです。
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登場人物紹介

あづき


歴史とロマンスと甘味を好む小さな生き物です。

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