ココナッツで失敗 -6月21日-

文字数 632文字

 スーパーでココナッツを買いました。
 表面が繊維質の茶色いやつです。
 安価で売っていて、なんか夏っぽいと思い、つい手が出てしまいました。

 ココナッツチップは好きだし、数年前に食べた時は結構美味しかったイメージがあったのですが……。

 
 家に帰って、ココナッツを捌きます。
 皮が硬くて、包丁では剥けません。
 中心にはジュースが入っているので、慎重に割らないと水浸しになる恐れが。
 そこで先ずは、じいちゃんからナタを借りて、広げた新聞紙の上で、トントン叩いて、表皮を削りました。

 しばらくすると、茶色い殻のような皮の下に白い固形の部分が見えてきました。
 ここで綺麗に洗ったドライバーの出番です。
 白い部分は比較的柔らかいので、そこにドライバーで穴を開け、中のジュースをボウルにあけました。

 と、この時点で嫌な予感はありました。
 あまりいい匂いがしなかったのです。

 取り敢えず、気にせず、最後の工程。
 ナタで、ココナッツを半分に割りました。


 実食。
 
 うぇぇぇぇ。
 ジュースを少し口に入れてみましたが、美味しくないです。
 白い胚乳の部分も同様。

 香料の原料のような、キツイ香りがあり、味は苦め。
 とても食べ物とは思えない味……。
 
 何がいけなかったのでしょう。
 たまたまハズレだったのか、安いのはこんなものなのか? 他に食べ方があったのか?
 ココナッツの良し悪しなど分からず茫然です。
 
 まあ、仕方ありません。
 剥くのは楽しみましたから♪  良しとすることにしましょう。
 
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登場人物紹介

あづき


歴史とロマンスと甘味を好む小さな生き物です。

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