籠 -7月2日-

文字数 555文字

 遠くに住む親戚のおばさまから
「竹の籠を探しているの」  
 というお話があり、今の時代に竹籠? と思ったものの、確かに地元には竹細工屋さん何軒かあるので、家族でどこが良いか話したりしていました。

 そんな中、バラエティ番組を観ていたら、数年前から竹籠が流行っていると知ってびっくり。
 2017年にメトロポリタン美術館で展覧会が催され、日本の竹細工に注目が集まって以来、世界的にも人気が高まっているそう。
 知らなかったです。何が注目されるか分からないものですね。
 
 以前、葡萄蔓の籠バッグが人気と知った時も驚きました。
 素朴な伝統工芸品に数万円〜数十万の値がつき、奥会津の編み組細工のイベントには、都会のバイヤーさんが大勢やってくる事が信じられなかったです。

 竹籠も葡萄蔓バックも、素材を揃えるところから手間がかかり、細工にも技術が必要なもの。
 そして、素材ごとに個性があり、編み方ひとつで違う風合いになる、世界で一つだけの逸品。
 使い込むほど味わいもでてくるらしいので、これは確かに魅力的です。

 しかし、お値段がとんでもないこともあるので自分用にはちょっと……。

 そこで、竹・葡萄蔓は無理そうなので、紙バンドで作る籠バックもいいなと思ったりします。
 もう少し手先が器用だったなら、チャレンジしてみたいのだけれど。
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登場人物紹介

あづき


歴史とロマンスと甘味を好む小さな生き物です。

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