接ぎ木 -8月14日-

文字数 472文字

 えっ、野菜も接ぎ木ってするの⁉︎

「カボチャにキュウリを挿したりするべした。」
 とじいちゃんに言われて目をパチクリしてしまいました。

 土台となる木に、別の品種の木をつなぎ合わせ、難しい品種も育てやすくしたり、病害虫に強くなるようにしたりする「接ぎ木」の技法。
 果樹など木でやるのは聞いたことがありましたが、野菜は知らなかった……。

 実は、野菜類での接ぎ木って結構広くやられていて、キュウリもトマトもナスも接ぎ木して作ったりするそうなのです。
 うちの野菜もそんな事していたのか思いきや、「接ぎ木苗」といって既に2種を合わせた苗が売っているとのこと。

 同じ種類の野菜を毎年、同じ場所で作ると、生育が悪かったり、枯れたりする連作障害をおこします。
 それを防ぐためにも接ぎ木って有効なんですって。

 なるほどなぁ。人もそうかも。
 若いうちは年単位でクラスが変わったり、学校が変わったり違う場所に行ったりできますが、大人になると中々環境って変わらないです。
 自分に無いものを積極的に取り入れていかないと枯れかねません……。
 だらけがちな私、まずいなぁ。
 
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登場人物紹介

あづき


歴史とロマンスと甘味を好む小さな生き物です。

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