秋のおやつはアップルパイ -10月3日-

文字数 692文字

 清々しい秋晴れの日です。
 今日もあちこちで、コンバインが元気に働く姿が見られます。

 空を見上げると、沢山のトンボ。
 家の電線にも、等間隔でトンボがとまって日向ぼっこをしています。
(トンボ……遠くから見ている分には、季節を感じて好きなのです。でも、自分に止まったら半狂乱かも…… 小学生の時、イタズラな男子に背中に入れられて以来、近距離では恐怖の対象になりました)

 さて、自家用の「紅玉」がいい感じに色づいてきたので、鳥にやられる前にアップルパイを作ることにしました。

 「紅玉」、その名の通り深紅の林檎です。
 小ぶりですが、爽やかな香り、しっかりめの酸味が持ち味! きめ細かい果肉で、火を通すと舌触りが滑らかなので、とても加工に向いています。

 切ったら紅玉なのに、うっすら蜜が差していました。
 思わず生でもパクリ。
 弾ける香りと酸味、そしてしっかり甘味もあって美味しい〜 紅玉のこの林檎らしさが好きなんだよなぁ。さすがじいちゃん名人技!
 
 折角なので皮ごと使ったアップルフィリングを作ります。
 林檎をお鍋に入れて、グラニュー糖と煮詰めるだけ。
 私はスパイス効かせた方が好きなので、仕上げにシナモンをたっぷりとブランデーを振りかけました。
 これだけでかなり美味です。

 出来上がったピンク色のフィリングをパイ生地(今回は楽をしてパイシートを使用)で包んでオーブンで焼き上げます。
 洋菓子って焼けるのを待つ時間、香ばしくて甘い匂いを嗅いでワクワクする時間が醍醐味だなぁと思います。

 焼きあがった、きつね色のアップルパイ。
 紅玉バージョンは今の時期限定なので、紅茶をお供に存分に楽しみます♪
 
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登場人物紹介

あづき


歴史とロマンスと甘味を好む小さな生き物です。

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