第91話 冬の恋心
文字数 473文字
「冬は叶泰くんのことが好きなのね」
当然のようにアヤメは私の気持ちに気づいた。
『えっ?私、そうなのかな?なんだかよく分からない気持ちなの。気づくと叶泰くんのこと考えてたりして、連絡が来たりお店に来てくれたりすると嬉しかったり、恥ずかしかったり…アヤメは叶泰くんのこと、どう思う?』
「いい人だと思うよ。性格もいいしイケメンで人を惹きつける魅力がある人だと思う」
『私、好きになったらダメよね。叶泰くん、彼女いるって言ってたし…』
私は消極的で、これが恋だと思うことも上手くできず好きになるということにネガティブだった。そんな私にアヤメは言ってくれた。
「でもね冬。人を好きになることは悪いことじゃないよ。確かに相手がいることには気を使った方がいいだろうけど。でも、伝えるだけ伝えてみてもいいと思うよ?」
『えっ!?伝えるって何を!?』
「自分のことや自分の気持ち、伝えてみるだけでも心の中は違うかもしれないじゃん」
『そう…かな…』
私の中のもう1人に背中を押され、私は生まれて初めての勇気を振り絞って叶泰くんを呼び出し、気持ちを伝えることになってしまった。
当然のようにアヤメは私の気持ちに気づいた。
『えっ?私、そうなのかな?なんだかよく分からない気持ちなの。気づくと叶泰くんのこと考えてたりして、連絡が来たりお店に来てくれたりすると嬉しかったり、恥ずかしかったり…アヤメは叶泰くんのこと、どう思う?』
「いい人だと思うよ。性格もいいしイケメンで人を惹きつける魅力がある人だと思う」
『私、好きになったらダメよね。叶泰くん、彼女いるって言ってたし…』
私は消極的で、これが恋だと思うことも上手くできず好きになるということにネガティブだった。そんな私にアヤメは言ってくれた。
「でもね冬。人を好きになることは悪いことじゃないよ。確かに相手がいることには気を使った方がいいだろうけど。でも、伝えるだけ伝えてみてもいいと思うよ?」
『えっ!?伝えるって何を!?』
「自分のことや自分の気持ち、伝えてみるだけでも心の中は違うかもしれないじゃん」
『そう…かな…』
私の中のもう1人に背中を押され、私は生まれて初めての勇気を振り絞って叶泰くんを呼び出し、気持ちを伝えることになってしまった。