ウエディングチーム(7)
文字数 513文字
ミーティングが終わると山崎リーダーに残るように言われた。私はびくびくしながら山崎リーダーが口を開くのを待った。
「いつまでお客さんでいるつもり?」
山崎リーダーがそう言った。
「お客さん?」
意味が分からず聞き返した。
「高橋は販促課のお客さんかって聞いてるの。」
「いえ。」
消え入りそうな声でやっと言った。
「自覚が足らな過ぎる。」
山崎リーダーの視線が突き刺さるのが俯いていてもわかった。
「始めは異動してきたばかりだからまぁって思って大目に見てきたけれど。」
返す言葉がなかった。
「高橋なりに一生懸命なのはわかるよ。最近は毎日遅くまで残ってるみたいだし。」
山崎リーダーの口調が少し和らいでねぎらいのトーンに変わった。急にそんな風に言われると張り詰めていた気持ちが緩んだ。
涙がじわっと湧いてきた。必死で泣くのを堪えた。リーダーがそんな私をじっと見ているのがわかった。
「責めようって言ってるんじゃないんだよ。頑張ってるのはわかるけど・・・」
「でもこの仕事は高橋の仕事だろ?なんで佐藤も一緒に残って指示されたことをしてるの?」
その通りだった。何をどうしていいかわからず右往左往している私を見兼ねて結局佐藤さんが助けてくれていた。
「いつまでお客さんでいるつもり?」
山崎リーダーがそう言った。
「お客さん?」
意味が分からず聞き返した。
「高橋は販促課のお客さんかって聞いてるの。」
「いえ。」
消え入りそうな声でやっと言った。
「自覚が足らな過ぎる。」
山崎リーダーの視線が突き刺さるのが俯いていてもわかった。
「始めは異動してきたばかりだからまぁって思って大目に見てきたけれど。」
返す言葉がなかった。
「高橋なりに一生懸命なのはわかるよ。最近は毎日遅くまで残ってるみたいだし。」
山崎リーダーの口調が少し和らいでねぎらいのトーンに変わった。急にそんな風に言われると張り詰めていた気持ちが緩んだ。
涙がじわっと湧いてきた。必死で泣くのを堪えた。リーダーがそんな私をじっと見ているのがわかった。
「責めようって言ってるんじゃないんだよ。頑張ってるのはわかるけど・・・」
「でもこの仕事は高橋の仕事だろ?なんで佐藤も一緒に残って指示されたことをしてるの?」
その通りだった。何をどうしていいかわからず右往左往している私を見兼ねて結局佐藤さんが助けてくれていた。