私の知らない彼(1)
文字数 539文字
LINEの通知で目が覚めた。カーテン越しにも外が明るくなっているのがわかる。早朝ではなさそうだ。
(何時だろう?)
時計を見ると10時近くなっていた。久しぶりにゆっくり寝た気がした。
『おはよ。昨日LINE気づかなかった、ごめん。まだ寝てるかな?ゆっくり休みなよ。』
勇輝からだった。半分体を起こして電話をかけてみたが出なかったのでLINEした。
『おはよう。今起きた。まだ眠い。後でね』
LINEしたあとまた暖かい布団の中に戻り少しだけ眠った。
「おはよう。」
リビングに入っていくと母親はキッチンで洗い物をしていた。父の姿は見えなかった。
「あら、おはよう。思ったより早かったわね。まあもう11時近いけど。そこにあるもので適当に食べなさい。それともパンにする?」
「ううん。ご飯食べる。パパは?」
「髪切りに言ったわよ。美優はデートだって。優希も出かけるんでしょ?」
美優というのは姉だ。姉は年明けあたりから付き合い出した人と今のところ順調らしかった。
「うーん。午後ね。食べたらゆっくりお風呂入ってちょっと休んでから。」
「そうしなさい。顔に疲れが出てる。」
私はご飯をよそってきて母が作り置いてくれたおかずを食べはじめた。いんげんの煮たのがおいしい。体の隅々まで癒される気がした。
(何時だろう?)
時計を見ると10時近くなっていた。久しぶりにゆっくり寝た気がした。
『おはよ。昨日LINE気づかなかった、ごめん。まだ寝てるかな?ゆっくり休みなよ。』
勇輝からだった。半分体を起こして電話をかけてみたが出なかったのでLINEした。
『おはよう。今起きた。まだ眠い。後でね』
LINEしたあとまた暖かい布団の中に戻り少しだけ眠った。
「おはよう。」
リビングに入っていくと母親はキッチンで洗い物をしていた。父の姿は見えなかった。
「あら、おはよう。思ったより早かったわね。まあもう11時近いけど。そこにあるもので適当に食べなさい。それともパンにする?」
「ううん。ご飯食べる。パパは?」
「髪切りに言ったわよ。美優はデートだって。優希も出かけるんでしょ?」
美優というのは姉だ。姉は年明けあたりから付き合い出した人と今のところ順調らしかった。
「うーん。午後ね。食べたらゆっくりお風呂入ってちょっと休んでから。」
「そうしなさい。顔に疲れが出てる。」
私はご飯をよそってきて母が作り置いてくれたおかずを食べはじめた。いんげんの煮たのがおいしい。体の隅々まで癒される気がした。