二次会(9)

文字数 202文字

 とにかく勇輝と話さなければならない。
 ホームで電車を待ちながら勇輝に電話をかけた。

 頭がいっぱいでなにをどう切り出して良いものかわからない。ふうっと大きく深呼吸して勇輝を呼び出した。

 何回かけても出なかった。

 胸が重苦しく心拍が弱くなってしまったようで気分が悪かった。何も考えられなかった。

 ほとんど無意識に乗り換えて気づけば最寄り駅近くまできていた。スマホが震えたのでビクッとして落としそうになった。
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