ご褒美(3)

文字数 297文字

 勇輝の部屋に着くと2人とも待ちかねていたように激しくキスをした。

「勇輝」

「優」

 うわごとみたいにお互いの名前を呟きながら夢中で抱き合った。勇輝が私の髪に顔を埋めて耳元で囁く。

「いい匂い。」

「勇輝。大好き。」

「俺もだよ。食べちゃいたい。」

「食べて。」

 勇輝がはがすみたいに私を裸にしていき私も勇輝を脱がしていった。

「勇輝が欲しくてたまらない。」

 すでに勇輝は私を愛撫し始めていた。

「抱いて。いっぱい抱いて。」

 勇輝は返事の代わりに私の口をキスでふさいだ。どんどん頭が真っ白になっていく。

 私は喘ぎ声が隣にきこえるのも憚らず快感に身をよじった。勇輝も私も貪欲に快感を追求して極めていくようだった。
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