第60話 「ロッド・スチュワート」で始まり「ジェフ・べック」で終わるモノガタリー

文字数 2,280文字

 ロッド・スチュワート(1945年1月10日 - )は、スコットランド家系のイギリスのミュージシャン。

 1960年代後半からジェフ・ベック・グループ、フェイセズでの在籍を経てソロで活躍。
 個性的なハスキーボイスの持ち主で、そのボーカル・スタイルは一部のロック・ミュージシャンに影響を与えた。(西城秀樹、沢田研二、ビートたけし等)
 B'zの稲葉浩志もロッドの歌声に影響を受けたといい、ロッドの声に憧れお酒でうがいをしたことがあると述べている。

 10代の頃にはプロ・サッカーの3部リーグのチームのトライアルも受けたことで知られている。ライブでは客席にサッカーボールを蹴り込むパフォーマンスが定番となっている。

 墓掘り人夫などの日雇い仕事を転々とした後、サッカー選手として西ロンドンを本拠とするブレントフォードFCに参加したが、わずか3週間ほどでクラブから退団。
 
「優秀な学力もなく、コネもない俺にとってサッカーは唯一の“希望”だったんだ」
 15歳になったロッドは、音楽の楽しさに目覚めつつも、イングランドのプロリーグ所属のブレントフォード・フットボールクラブにその才能を見出されて“見習い”として契約を交わす。
 しかし、彼を待っていたのはスパイク磨きや更衣室の清掃の日々だった。
 彼はそんな雑用ばかりの“プロ見習い生活”に見切りをつけて……たった2週間でイングランドのサッカー界から姿を消すこととなる。
 当時のことを振り返り、彼はこんな言葉を残している。

「俺は更衣室の清掃を1度も馬鹿にしたことはない。当時、クラブで俺がサッカーの才能をまったく披露しなかったわけじゃない。ほんの一瞬であれ、ブレンドフォードが俺に興味を持つぐらいは見せたつもりだ。」
 墓掘りをしていたというのは都市伝説らしい。

 いくつかのグループを経て、1966年にジェフ・ベック・グループにヴォーカリストとして加入。

 ︎ジェフ・ベック(1944年6月24日-2023年1月10日 )は、イングランド出身のミュージシャン。 
 日本では、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジと並ぶ3大ロック・ギタリストのひとりとされている。
 1965年、エリック・クラプトン脱退直後のヤードバーズに参加。ミケランジェロ・アントニーオニ監督の『欲望』に出演、この映画でベックはギターを破壊している。

 ジェフ・ベックは、エリック・クラプトンと共に天才ギタリストとして60年代半ばから活躍しながら、性格やギターに対する姿勢はまったく違っていた。
 "神様"と呼ばれながらも、常にフレンドリーで誰よりも人間的であったクラプトンに対し、ベックは性格も利己主義で自分勝手、非情だとまで言われ、どこか近寄りがたい存在であった。
 ギター奏法においても、かなり独創的でトリッキーなことから、後継者になるようなプレイヤーも現れず、いつしか「孤高のギタリスト」と呼ばれるようになっていた。

 ジェフ・ベックがギタリスト達の間で未だにカリスマ的な人気を保っているのは、他の追随を許さないテクニックとセンス、並々ならぬギターへの情熱。
 ジミヘンが派手にプレイして有名になったフィード・バック奏法や大胆なアーミング・アプローチ(ギターに付いているトレモロ・アームという音程を変える装置を使ったプレイ)、ピック・ポルタメント(弦の上をピックでギィーっと滑らせる奏法)も、すべてベックの奏法を取り入れたものだ。

ジェフ・ベックは、
*もともとはピアノを習っていた。
*少年時代はロカビリーに夢中だった。
*ジミー・ペイジとは古い仲だが、彼を引き合わせたのはジェフのお姉さん。
*子供はいないはず。
*菜食主義者である。
*ミック・テイラー脱退後、ローリング・ストーンスのメンバーに誘われたことがある。
*ドラッグには手を出していない様子。アルコールや女性関係などの、スキャンダルらしいスキャンダルもない。
*改造車(ホッドロッド)が好き。車いじりが好き。
*古城に住んでいる。
*その古城でCharとセッションしたことがある。Charがそろそろ帰るといったら、もっとプレイしたいと拗ねたらしい。
*2000年暮れの来日時、久米宏がジェフにインタビューしたことがある。でもジェフのファンの間では不評(You Tubeで見られます)。
*アコースティックやガットギターの腕前はない。歌唱力もなく、作詞・作曲の才能もない。つまり、エレキ・ギター『しか』弾けない(これは最大級の褒め言葉ですのであしからず)。
*商売道具であるギターの扱いは雑。ある年の名古屋公演ではプレイが終わった後、近くにいたスタッフにギターを放り投げて渡していた。
*好きなギタリストはジミ・ヘンドリクスやジョン・マクラフリンなどなど。
*イギリス人だがサッカーには興味がないらしい。

 2023年1月10日 、ジェフ・ベック死す。
 ああ、ジェフ・ベック。ジェフ・ベック。

【お題】「ろ」で始まり「く」で終わるモノガタリー
 第6話『ジェフ・ベック死す』と重複します。

https://search.yahoo.co.jp/amp/www.tapthepop.net/news/86556/amp%3Fusqp%3Dmq331AQIKAGwASCAAgM%253D

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1090910735?__ysp=44K444Kn44OV44OZ44OD44Kv56eB55Sf5rS7
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み