10話① 【レア】伝説の「地下神殿」へ……!
文字数 988文字
うん?
なんじゃ?
前にも言ったかと思いますが、私、精神科は専門外なんです。
でも、どうしてもとおっしゃるなら、
なんとかいいお医者さんを紹介しましょうか?
てめえら、また規制にかかりそうなことを
くっちゃべってやがんな!
だからこいつの言動が怪しいのは、
いつものことだろうが!
うん?
その、まぁ、なんだ…………、
やっぱりお前、ちょっと休め。(優しい目)
お前ら、またそろいもそろって、
作者に向かってなんちゅう言い草なんじゃ!
しょうがねえだろ?
自分の言動が怪しいことに
いい加減気づけよ!
武松さん、武松さん。
またいろいろな規制にひっかかりかねない言い方をしていますが?
ああん?
今度はあれだ。
全部こいつのせいってことでいいんだよ!
もうそれで押し通せよ!
それはわしが地下神殿へと
探索に行ったからじゃよ。(キッパリ!)
今岡先生、冒険者学園を書き進めるあまり、
とうとう現実との境がわからなくなって……(ほろり)
泣くな!
優しくなるな!
わしはマジで行ったんじゃって!
おう。
おいは地下神殿へと足ば進めたんでごわす。
嘘じゃありもはん!
ま、冗談はさておきな。
わしが行ったのは埼玉にある「首都圏外郭放水路」、
通称「地下神殿」いうところなんじゃ。
ああ、小説の世界に行ったわけでも、
RPGの世界に行ってきたわけでもないんですね?
当たり前じゃ!
わしをなんじゃと思うとるんなら!
いえ、今岡先生のふだんの言動から、
そう考えてしまったんですけどね。
……まぁ、ええ(震え声)。
で、ここはな、
「首都圏に急な増水があった際、河川の氾濫を防ぐための施設」
として建てられたものなんじゃ。
予約制なのか。
しっかし、そんな御大層なところが、
なんで「地下神殿」なんて呼ばれてんだ?
こればっかりは実際に見てもらった方がわかりやすいの。
こんな感じじゃ!
たしかに大きいが……。
あほう!
これは地上部分じゃ。
地下神殿の神髄は地下にこそあるんじゃ。
次ページでそれをとくと見よ!