41話② 【変】火縄銃の故郷「国友村」

文字数 803文字

で、その火縄銃ってどんなんだ?

おう、こんな感じよ!

おおっ、これはすげえな!
意外と見応えありますね!

ほうじゃな。

資料館としては、いうほど大きいもんじゃないが、火縄銃特化の展示についてはさすがというほかはないのう。

あと、国友一貫斎についての展示があるんも、なかなか興味深いところじゃな。

国友一貫斎?
誰ですか、それ?
国友一貫斎は国友村の名家の出で、江戸時代の鉄砲鍛冶師であるとともに、発明家でもあった人じゃな。
発明家?
なにを発明したんですか?

江戸で反射望遠鏡を見たのがきっかけで、日本人で初めて反射望遠鏡を自作したそうな。

このときの望遠鏡は60倍ズームで、それをもとに月のクレーター観察をして、月面図をスケッチしたり、太陽の黒点観察をして、それもスケッチしたりしたそうな。

マジかっ!?

あとは土星の観察をして、その衛星なんかも見とったそうな。
それはすごいですね!

また、ほかの発明では「玉燈(照明器具)」「御懐中筆(毛筆ペン)」「神鏡(魔鏡)」なんかも作ったそうな。

かなり器用な人じゃったんじゃろうな。

ちなみにその国友一貫斎屋敷が、いまでも国友には残っとるんよ。

これがそうじゃな。

最後のこの像は?

これは「星を見つめる少年」像いうて、「天体観測 創始の地」にたてられとるもんなんよ。

日本における天体観測がここでスタートした、いうことじゃな。

なお、その近くには、その少年像と対になっとる少女像もあるんじゃ。

この少女は?

モデルがあるんかどうかは知らんがな。

ただ、さっきの博物館内で上映されるスライドの解説役は、この少女像が人間化して話すいう設定になっとるんで、それを踏まえながら博物館見学をすれば、さらにおもしろいじゃろうて。

いろんな楽しみ方があるんだな。

せっかく行くんじゃったら、楽しまにゃあな!


そんなわけで鉄砲の故郷・国友村にある「国友鉄砲の里資料館」、戦国時代の火縄銃に興味がある人は、ぜひ一度訪れてみてつかあさい!

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登場人物紹介

今岡英二(天使)


いまや「小説のキャラよりキャラが立っている」でおなじみの、同コラボノベルの作者。

行動力の化け物。

昔バンド活動をやっていたときは音楽漬けの生活をしていたが、

作家/ライターの生活に移ってからは本漬けの日々を送っている。

そのわりには動き回ることを止めないのはなぜなのか。

目下のところ、それは謎である。


「物書きが自分の足で情報を探さんようになったらおしまいじゃ(笑)」とは本人の弁。


今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、根が優しく義理堅い人情派。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、だからといって他の野球ファンを貶めることはない。野球好きに貴賎はないというのが信条。


「三食食えて野球が見られる。これ以上の幸せがあろうか……。あとはこれでまたカープが優勝してくれりゃあ、言うことなしじゃ……」とは作者のコメント。


今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなものまで見るんだ!」「ふつうそんなところなんか行きませんよ!」とキャラにつっこまれても、「勉強のためじゃけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。


ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。


武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。


石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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