28話② 【桜】東京「中目黒桜まつり」と「目黒不動」
文字数 750文字
ああ。
一応このコーナーはイベント紹介のコーナーじゃのうて、スポット紹介のコーナーじゃけえな。
おう。
今回紹介するんは、その目黒で随一の観光スポットであり、また桜名所でもある目黒不動じゃ!
目黒不動?
ほうじゃろうて。
なにしろここは江戸時代に栄えたお寺の一つでな。
「目黒のさんま」で有名な舞台も、この寺の門前町じゃったいう話なんじゃ。
ああ。
他にも歌舞伎の『浮世柄比翼稲妻』もこの近くが舞台じゃったといわれとるしな。
これは「うきよづかひよくのいなづま」と読むんじゃ。
このタイトルは知らんでも、ここの名ゼリフ「あ、お若(わけ)えの、お待ちなせえ!」は有名なもんじゃな。
歌舞伎といえば、真っ先に出てくるような名シーンじゃけえのう。
ま、それだけ当時は有名なところじゃったいうわけよ。
おうともよ。
むろんその威容はいまも十分あるで。
ほれ、このとおりよ!
ほうじゃろう。
ちなみにここは瀧泉寺いうんが正式な名前なんじゃが、それじゃあ通じんのう。
やはりここは昔から「目黒不動」の通称の方が有名じゃけえな。
それはいたってシンプルな理由じゃ。
祀っておるご本尊が不動明王じゃけえ、ただそれだけのことよ。
そのへんはわかりやすいものなんですね。
通称はそういうもんじゃ。
そんなわけで、江戸時代から名所の一つだった「目黒不動」、みなさんもお近くにお寄りの際は、ぜひ足を運んでみてつかあさい!