47話  【変】長崎・島原の「沖田畷古戦場」

文字数 812文字

今回の変わり種スポットは島原の「沖田畷古戦場跡」でも紹介しようかの。
沖田畷?
この前なんかで聞いたな……。
おう、前回「龍造寺八幡宮」を紹介したときに、ちらっと触れたのう。
ああっ!
そうでした!

そういえば前に耳にした時に、変わった地名だと思ったんだが、

なんか意味あんのか?

おう、あるで。

畷いうんは「なわて」と読むんじゃが、

これは「田んぼや沼地のあぜ道」のことなんよ。

文字通り、湿地帯の一本道で行われた戦いが、

戦国時代にここで行われたんじゃ。

ここで龍造寺が島津に敗れたんでしたっけ?

ああ、正解じゃ。

島津軍6000人に対して、龍造寺軍が25000人。

圧倒的な大差があったにもかかわらず、龍造寺軍は沼地の一本道につり出されてしまった結果、大軍を有効的に展開することもできず、乱戦の中で大将・龍造寺隆信が討ち取られてしもうたといわれとるんじゃ。

4倍以上の兵力差がありながら負けたのか……。

いかに大軍があっても、有効な展開ができなかったり、本陣に奇襲を受けたりすれば、あっけないものよ。

織田信長が今川義元を倒した「桶狭間の戦い」しかり、毛利元就が陶晴賢を討ち取った「厳島の戦い」しかり、北条氏康が上杉憲政を破った「河越城の戦い」しかりな。

よく知ってますね……。

勉強したけえな。
出たよ……。

で、ここにはその勉強のために行ったんですか?

おう、ようわかったの!

なにしろこの周囲にはとくになにもないけえな。

「沖田畷古戦場跡」と、そこにある「龍造寺隆信供養塔」を見るためだけに行ったんじゃ。

これがそうじゃ!

マジで行ってやがる!
わかってはいましたがね……
ちなみにこの供養塔は、運送会社の脇にひっそりとあるんで、わりと見つけにくい感じなんで注意が必要なんじゃ。
安心しろ……
わざわざ行く人は、そういませんから……
そんなわけで、九州の覇権を争った地「沖田畷古戦場跡」と「龍造寺隆信供養塔」、みなさんも長崎の島原半島に行かれた際はぜひ足を運んでみてつかあさい!

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登場人物紹介

今岡英二(天使)


いまや「小説のキャラよりキャラが立っている」でおなじみの、同コラボノベルの作者。

行動力の化け物。

昔バンド活動をやっていたときは音楽漬けの生活をしていたが、

作家/ライターの生活に移ってからは本漬けの日々を送っている。

そのわりには動き回ることを止めないのはなぜなのか。

目下のところ、それは謎である。


「物書きが自分の足で情報を探さんようになったらおしまいじゃ(笑)」とは本人の弁。


今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、根が優しく義理堅い人情派。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、だからといって他の野球ファンを貶めることはない。野球好きに貴賎はないというのが信条。


「三食食えて野球が見られる。これ以上の幸せがあろうか……。あとはこれでまたカープが優勝してくれりゃあ、言うことなしじゃ……」とは作者のコメント。


今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなものまで見るんだ!」「ふつうそんなところなんか行きませんよ!」とキャラにつっこまれても、「勉強のためじゃけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。


ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。


武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。


石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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