39話  【変】つわものどもが夢の跡「佐和山遊園」

文字数 788文字

石田三成には過ぎたるものが2つあったといわれとるが、それがなにか知っとるか?
はて?
なんでしょう?

「三成に過ぎたるものが2つあり 島の左近に佐和山の城」

この歌が、それじゃな。

てめえの作品じゃあ、左近はヒロインだがな(笑)

ま、それが小説の妙じゃよ。

で、この佐和山城、実は近年再建されようとしたことがあったんじゃ。

再建されようとした?
実現はしなかったのか?
ある意味、途中までは行ったんじゃがな。
途中まで?

めずらしい話ですね。

ふつう城の再建とかって検討段階で打ち切られるならまだしも、

途中までは行くとかあまりないんじゃないんですか?

ふつうはないじゃろうなぁ。

なにしろこの再建されかかった佐和山城は、佐和山城跡地ではなくその近隣である彦根駅の近くに、しかも個人のお金持ちが佐和山城をモデルにしたテーマパークを造ろうとしていたというもんじゃからな。

マジかっ!?

ああ。

その夢の跡「佐和山遊園」がこれじゃ!

見事に廃墟だな……
でも、わりと個人レベルにしてはお金かかってそうですよね……

おう。

なので、所有者ももったいないと思ってか、途中で無料開放という形で営業しながら増築・改築工事を続けとったそうなんじゃ。

で、その無料開放は近年まで続けられとったんじゃが、2015年に立ち入り禁止になり、2017年には敷地そのものが売却されたそうなんよ。

まさにつわものどもが夢の跡という感じですね……
ほんと、もったいないな……

まだ解体はされとらんが、そのうちに解体されるということになっとるけえ、

見に行くならいまのうちじゃな。

実際、外観だけでも十分楽しめたけえ、

個人的にはおススメのB級スポットよ。

彦根駅の近くなんだったら、

彦根に行ったついでに行くのもいいかもしれませんね。

見るだけなら無料なわけだしな。
そんなわけで彦根のB級スポット「佐和山遊園」、みなさんも彦根に行かれた際にはぜひ立ち寄ってみてつかあさい!

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登場人物紹介

今岡英二(天使)


いまや「小説のキャラよりキャラが立っている」でおなじみの、同コラボノベルの作者。

行動力の化け物。

昔バンド活動をやっていたときは音楽漬けの生活をしていたが、

作家/ライターの生活に移ってからは本漬けの日々を送っている。

そのわりには動き回ることを止めないのはなぜなのか。

目下のところ、それは謎である。


「物書きが自分の足で情報を探さんようになったらおしまいじゃ(笑)」とは本人の弁。


今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、根が優しく義理堅い人情派。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、だからといって他の野球ファンを貶めることはない。野球好きに貴賎はないというのが信条。


「三食食えて野球が見られる。これ以上の幸せがあろうか……。あとはこれでまたカープが優勝してくれりゃあ、言うことなしじゃ……」とは作者のコメント。


今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなものまで見るんだ!」「ふつうそんなところなんか行きませんよ!」とキャラにつっこまれても、「勉強のためじゃけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。


ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。


武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。


石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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