20話① 【レア】下水道のことがよくわかる「蔵前水の館」

文字数 724文字

おい……。

うん?

なんじゃ?

この前の「日本の警察のことがよくわかる……」は、まだいいとしよう。

しかし、今日のはさすがにねえだろ!

失礼なこと言うな!

昔から治水は国の基本じゃぞ!

治水なくして治世なしじゃ!

お、おう……。
じゃあ、今回は下水道の博物館ということですか?

いや。

博物館とはちと違うな。

と、いうと?

ここは正式には『東京都下水道局 北部下水道事業所 蔵前ポンプ場』いうところでな。

いまも通常稼働しとるれっきとした下水施設なんじゃ。

ふつうの下水道ってことか!

ああ。

ただそのへんを走っとる下水道とはわけが違うで。

これは台東区・荒川区・千代田区の一般家庭や工場から出る排水を

三河島水再生センターに送り出すための施設であると同時に、

増水時の浸水被害から街を守るため

一時的に汚水をため込むこともできる

治水施設の役割もはたしとるんじゃ!

これと同じような施設って他にないんですか?

いや、同じような機能を持った施設は都内にも他にあるで。

ただ、見学できるのはここしかないがの。

そういう意味では貴重な施設なんですね。
おう、ちなみに実際の設備はこんな感じじゃ!
マンホールの展示なんかもあるんだな。

おう。

マニアにはたまらんらしいで。

マンホールのマニアなんかいるんですか?

わしにはよくわからん世界なんじゃが、

マンホールのカードを集めとるひとらもおるらしくてな。

ここに見学に行くと、非売品のマンホールカードがGETできるいうて

それ目当てで来る人もおるらしいわ。

てめえにも理解できない世界ってあったんだな。

わしの場合は知識の収集がメインなんでな。

本以外の収集癖はあまりないんじゃ。

だからって本だけで9000冊も所蔵しているのは異常ですけどね。

じゃけえ、褒めてもなんもならんで(照)

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登場人物紹介

今岡英二(天使)


いまや「小説のキャラよりキャラが立っている」でおなじみの、同コラボノベルの作者。

行動力の化け物。

昔バンド活動をやっていたときは音楽漬けの生活をしていたが、

作家/ライターの生活に移ってからは本漬けの日々を送っている。

そのわりには動き回ることを止めないのはなぜなのか。

目下のところ、それは謎である。


「物書きが自分の足で情報を探さんようになったらおしまいじゃ(笑)」とは本人の弁。


今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、根が優しく義理堅い人情派。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、だからといって他の野球ファンを貶めることはない。野球好きに貴賎はないというのが信条。


「三食食えて野球が見られる。これ以上の幸せがあろうか……。あとはこれでまたカープが優勝してくれりゃあ、言うことなしじゃ……」とは作者のコメント。


今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなものまで見るんだ!」「ふつうそんなところなんか行きませんよ!」とキャラにつっこまれても、「勉強のためじゃけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。


ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。


武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。


石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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