33話② 【レア】「桶狭間の戦い」はどこで行われた?

文字数 721文字

もう一つの有力推定地とは?

さっきの「桶狭間古戦場伝説地」が豊明市になるんじゃが、

もう一つの有力推定地はそこから15分ほど歩いたところにあるんよ。

それが名古屋市緑区の「桶狭間古戦場公園」なんじゃ。

これがそうじゃ!

こっちには今川義元と織田信長の像があるんだな。
でも、それだけだとさっきの方に軍配があがりませんか?

それがさにあらず。

こっちは小高い丘に位置しとってな。

もし桶狭間が谷間でのうて「桶狭間山」という山じゃとしたら

こっちの方が有力なんじゃないかといわれとるんよ。

マジかっ!?

その証拠にこの近くにある長福寺には

「今川義元公首検証之跡」やら

「血刀濯ぎの池」が伝わっとるけえな。

これがそうよ!


これじゃあ、どっちが正解かわからんな。

有名な戦いなのに、どこで行われたか今もわかってないというのは

なんとも不思議な話ですね。

ほいじゃけえ、歴史はおもしろいんよ。

いろいろ調べて、自分なりに答えを出すいうこともできるけえな。

ちなみに今岡先生はどっちが正解だと思いますか?

わしか?

わしはぶっちゃけどっちでもええ!


おいっ!

いや、考えてもみい。

戦場はしょせん生き物なんで。

戦いが佳境に乗れば動きもしよう。

それを一点にしぼろういうんが、

そもそもおかしゅうないか?

うっ……!!
言われてみれば、たしかに!

ほいじゃけえ、わしはふわっと、

「だいたいこのへん」ぐらいでええと思っとる。

わからにゃあ、その推定地全部を歩き回って

そのすべてを記録としてとどめておけば

あとで小説書く資料には十分事足りるわ。

それができるのは……
てめえぐらいだよ……
そんなわけで桶狭間の戦いが行われたと言われている「桶狭間古戦場伝説地」「桶狭間古戦場公園」、みなさんもぜひ一度歩き回ってみてつかあさい!

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登場人物紹介

今岡英二(天使)


いまや「小説のキャラよりキャラが立っている」でおなじみの、同コラボノベルの作者。

行動力の化け物。

昔バンド活動をやっていたときは音楽漬けの生活をしていたが、

作家/ライターの生活に移ってからは本漬けの日々を送っている。

そのわりには動き回ることを止めないのはなぜなのか。

目下のところ、それは謎である。


「物書きが自分の足で情報を探さんようになったらおしまいじゃ(笑)」とは本人の弁。


今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、根が優しく義理堅い人情派。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、だからといって他の野球ファンを貶めることはない。野球好きに貴賎はないというのが信条。


「三食食えて野球が見られる。これ以上の幸せがあろうか……。あとはこれでまたカープが優勝してくれりゃあ、言うことなしじゃ……」とは作者のコメント。


今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなものまで見るんだ!」「ふつうそんなところなんか行きませんよ!」とキャラにつっこまれても、「勉強のためじゃけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。


ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。


武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。


石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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