05話① 【変】そっちじゃない吉祥寺

エピソード文字数 648文字

今回は変わっとるいうほど、

「変わり種」いうわけじゃあないんじゃがの。

そうなのか?

まぁ、そういうくくりで見に行く人がおらんじゃろういう意味で、

あえて「変わり種」にさせてもらっただけなんじゃ。


変わったくくりというのは?
「八百屋お七」関連の名所じゃな。
十分変わってるだろうがよ!
ほいじゃけえ、そういうくくりでは変わっとるいうたんじゃ……。
で、どこなんです?
今回は東京は文京区のお寺を何か所か紹介させてもらうとするかの。
ほう、今回は何か所か一気に行くのか?

おう。

まずは大圓寺じゃ。

ここには「ほうろく地蔵尊」いうて、

八百屋お七関連のお地蔵さんがあるんじゃ。

ほうろくというのは?

「ほうろく」いうんは、「焙烙」と書いてな。

物を炒る土鍋のことなんじゃ。

ここのお地蔵さんはその熱された焙烙をかぶって、

お七の罪業を一身に背負ったとされとるんじゃ。

すさまじいお地蔵さんだな……。
お地蔵さんいうんは、そういうものなんじゃ。
さぞ信仰を集めたんでしょうね。
お次は圓乘寺じゃ。
ここにはなにがあるんです?
ここはな、お七の代々の菩提寺で

「八百屋お七の墓」「八百屋於七地蔵尊」なんかがあるんじゃ。

菩提寺?

歌舞伎では吉祥寺っていうお寺だとされていませんでしたか?

それは歌舞伎の作者・井原西鶴の創作じゃ。

お七の菩提寺は圓乘寺なんで、当然火事で避難した先も圓乘寺じゃというのが定説じゃ。

吉祥寺は当時一帯で一番大きな寺だったんで、

歌舞伎の舞台にするには都合がよかっただけいうことなんじゃ。

なるほどな。
で、最後に紹介するのは、その吉祥寺じゃ。

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登場人物紹介

今岡英二(天使)


いまや「小説のキャラよりキャラが立っている」でおなじみの、同コラボノベルの作者。

行動力の化け物。

昔バンド活動をやっていたときは音楽漬けの生活をしていたが、

作家/ライターの生活に移ってからは本漬けの日々を送っている。

そのわりには動き回ることを止めないのはなぜなのか。

目下のところ、それは謎である。


「物書きが自分の足で情報を探さんようになったらおしまいじゃ(笑)」とは本人の弁。


今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、根が優しく義理堅い人情派。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、だからといって他の野球ファンを貶めることはない。野球好きに貴賎はないというのが信条。


「三食食えて野球が見られる。これ以上の幸せがあろうか……。あとはこれでまたカープが優勝してくれりゃあ、言うことなしじゃ……」とは作者のコメント。


今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなものまで見るんだ!」「ふつうそんなところなんか行きませんよ!」とキャラにつっこまれても、「勉強のためじゃけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。


ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。


武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。


石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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